阿智村(長野県阿智村)R5.4.18
阿智村については桜のページ「阿智村」「駒つなぎの桜」でも記載をしていますが、桃の名所としても全国的に有名です。5000本の花桃が咲く月川温泉周辺は「花桃の里」と呼ばれ、開花時には「園原の里花まつり」が開催され多くの人で賑わいます。赤・白・ピンクの三色に咲き分ける「花桃」は、電力会社社長であった福沢桃介(福沢諭吉の娘婿)が、ドイツのミュンヘンで華麗に咲く三色の花桃に魅せられ、木曽の発電所庭に植えたのが始まりとされています。今では4月下旬から5月上旬にかけてが見頃となっています。

伊那谷と木曽谷を結ぶ国道256号は「はなもも街道」と呼ばれ、阿智村では駒場地区・昼神温泉、月川温泉、清内路地区を中心に花桃が見られます。しかし私は当日は桜撮影がメインだったため、予め花桃に関する情報を確認しておらず、上記4ヶ所のうち一番のメインである「花桃の里」月川温泉へ行くことを失念してしまいました。後にかなりのショックを受けたものの、次の桜へと移動する間に駒場・昼神・清内路の3ヶ所は何とか訪れる事ができました。

駒つなぎの桜から県道89号線を経由して国道256号線を進んだのですが、道路の左手の至る場所に桃の花が咲き乱れ、その奥には朝霧がかかった山々が広がるという美しい景色が続いていたので、少し車を走らせては停めて撮影をすることを繰り返していました。

途中の昼神温泉付近は国道の左右だけでなく、温泉街の広い敷地内にも数多くの桃の木が植えられており、とても美しかったです。早朝だったこともあり人は殆どいませんでしたが、桃に囲まれた広場で、女性が飼い犬を記念撮影しているのを見つけ、その姿を撮影しました。桃の名所の一番東側にある駒場を通過した後、中央道飯田山本インターから中央道に乗ったのでその先は確認していませんが、それまでの道中だけでも桃の花をかなり満喫できました。出来れば次回は「花桃の里」を訪れたいと思います。