群馬県の滝 H27.7.18~19他    

棚下不動滝
別ページにも記載しましたが、群馬県の滝については平成27年7月18日から19日の二日間に渡り撮影を行いました。大阪から夜間走り続け、また大阪戻るため早めに帰路に就いたので、限られた滝しか撮影が出来ませんでした。このページでは、別ページ「吹割滝」「中之条町の滝」「みなかみ町の滝」「今朝丸沢の滝」以外の滝を掲載しています。なお、上記表題に「18~19他」とあるのは、小中大滝だけは平成7年5月に訪れたためです。

棚下不動滝(37m) 渋川市  日本の滝100選に選ばれている滝で、赤城山の溶岩が作った断崖から水を一気に落としています。背後の断崖の一部が崩れて大きな穴が空いており、穴の中にある不動院奥院には不動明王が祀られていますが、その穴で滝の裏側から見ることができます。水量はあまり多くないですが、落ち口から水が勢いよく飛び出す姿が美しいです。本来は画像の滝(雄滝)の他に、駐車場から登る途中で後方を振り返った場所に雌滝(40m)がありますが、遠望しかできない細い直瀑の滝です。

浅間大滝(12m) 長野原町 一応北軽井沢地区では最大の落差です。実際はそれほど落差のある滝ではありませんが、水量は多く幅広の流身を見せています。滝前は開けている上にとても涼しく、周りの緑と相まって爽快な気持ちになります。浅間大滝から少し下流に魚留滝があります。県道54号から脇道に入れば滝入口にある駐車場に辿り着き、整備された遊歩道を10分程歩くと滝前に到着します。軽井沢から近いこともあり、山奥でありながら比較的観光客も多い場所だと思います。なお、滝のすぐ横を昔は鉄道(草津軽便鉄道)が走っていたとの事です。

魚留滝(10m) 長野原町 浅間大滝から5分程歩くと滝壺付近に辿り着く滝です。本流そのままと思うくらい川そのものが滝であり、落差はないものの4段に分かれて幅広く流れる姿は見事です。同じ名前は全国によくあり、「魚が登り切れない程険しい滝」というのが由来になっていますが。この滝なら魚も遡上出来そうです。この滝も駐車場から10分程で滝前に到着でき、その道中も緑の綺麗な場所を歩くので気持ちが良いです。なお、浅間大滝の撮影は光芒が見える午前中が良いとされていますが、この魚留滝は午後からが順光となるそうです。私が訪れたときは少し雨が降っていたので、あまり関係がありませんでした。

兜滝(8m) 川場村  川場村を南北に流れる薄根川の支流・田沢川にかかる滝です。辺りは平坦な田園地帯で、滝があるような雰囲気は全くありません。川に沿って探し続けると、小さな茂みに隠れるようにこの滝はありました。滝の近くには標識があり、あずま屋が併設された駐車場もありました。人工物かと思うほどにスベスベした滑り台のような一枚岩の上を、水が面一杯に流れていく姿はあまり見られないものです。しかし田園地帯のど真ん中にあるため、水はあまり綺麗ではないのが残念です。滝壷付近には降りられますが、草木が生えていたりと、撮影条件はちょっと良くないところはあります。

小中大滝(50m) みどり市 名前を見ただけでは「しょう・ちゅう・だい滝」って何?と思ってしまうのですが、小中という地名から来ている「こなかおおたき」と読みます。日光から足尾銅山後を経由して前橋市方面へ抜ける国道122号の、旧東村付近の林道を西へ入った「大滝自然公園」内にこの滝はあり、途中にかかる朱塗りの吊り橋「けさかけ橋(真っすぐではなくU字をした変わった吊り橋です)」の上から滝の流身が見渡せます。滝付近は春にはツツジが咲き、滝を色づけてくれます。

船尾滝(70m) 吉岡町 榛名山系の湧き水を集め、かなりの高さのある断崖から一気に流れ落ちる滝です。名前の由来は、昔この一帯は入山を許されない神聖な場所だったとされ、「船尾」は「不入」の当て字であると言われています。麓の駐車場に駐車し、20分程遊歩道を登ると滝が見えてきますが、滝の下まで行くにはあと40分はかかります。私は時間がなかったため遠望で諦めましたが、水のある日に滝壺付近まで行くと、すごい水しぶきが上がるのではと思います。

棚下不動滝

浅間大滝

魚留滝

魚留滝

兜滝

小中大滝

船尾滝