福井県の滝 H16.8.7他    

仏御前滝 H16.8.7
福井県の滝を過去に撮影した画像のうち、別ページ「勝山市の滝」等以外の滝を掲載しています。なお、以前このページには「龍双ヶ滝」「布滝」が含まれていましたが、両滝とも20年余り振りに再訪出来ましたので別ページに移しました。よって枚数が少ないページですが、ご覧下さい。

五太子滝(福井市・20m) 日本海まで3キロ程の距離に位置する滝ですが、切り立った断崖を一気に落とす姿は山奥を想像させます。駐車場から3分程で到着する、手軽に訪問出来る滝です。滝の前まで行ける滝見台があり、撮影場所もいろいろ選べますが、周りは岩しかなく、滝自体が単調なので同じような絵になってしまうのが難点です。

仏御前滝(大野市・100m) 国道158号沿いに入口の看板があるので迷わないと思います。そこから滝までは歩いて10分程ですが、ひたすら長い階段を登ったりと、結構体力が必要です。滝の真ん前まで行くことが出来、そこから見える三段の滝は、首が痛くなる程高い場所から水を落としており、スケールの大きさに驚きます。私が訪れた際の水量は普通でしたが、雪解け時はとんでもない水量となり、身の危険さえ感じる程だそうです。滝つぼは殆どなく、水はそのまま更に下流へ下っていきますが、滝つぼ付近が堤防みたいにコンクリートで固められているのが残念でした。

大垂滝(大野市・70m) 国道158号から、日本100名山の一つである荒島岳(1524m)の中腹にかかり、かつては「幻の大垂」と呼ばれ、人を寄せ付けなかったそうです。今は荒島岳登山道の途中で見ることが出来ますが、結構険しい傾斜を登ることとなるので、体力は必要です。歩いて1時間程とありましたが、私は30分程で到着しました。かなり深い谷の下方に滝が見え、更に下っていけば滝の近くまで行けるようでしたが、正直根性がなく、上からの撮影のみで引き返してしまいました。

さごさがの滝(大野市・30m) この滝は紅葉のページに掲載しています「刈込池」の手前にある滝です。国道158号から県道173号の険しい林道を走り、途中観光客抑制のための通行規制がされた場所も通過したその先にこの滝がありました。道の脇にあるので簡単に見ることが出来ますが、2段の滝であるも水量が少なかったからか、上から見るとあまり目立たない滝でした。それでも滝の流身の美しさに、もうちょっと紅葉が色づいていれば、良い写真に仕上がっていたのではないかと思いました。

一乗滝(福井市・12m) 佐々木小次郎が秘術つばめ返しを編み出した滝として知られています。落ち口が通常の部分の他に、横からホースで水を出しているような吹き出し方をする部分があるのが特徴的なのですが、私が撮影していたときはその特徴は分かりませんでした。その特徴以外はとても地味な滝ですが、滝つぼに落ちた後の水の流れが、平坦な岩を滑るように浅く広く流れていくのが美しく感じました。


野鹿滝(おおい町・30m) 小浜市内から国道162号を南下し、京都との県境である名田庄集落から林道に入った先にこの滝はあります。林道脇から3分程下った道路脇にあり、滝の前までは運動靴であれば難なく行くことができます。昔、戦に敗れて落ち延びようとした安倍家の別当石王丸が、滝壺から光を放つ薬師如来像に逃げ道を教示されたという伝説が残っています。なお、撮影する際は滝近くまで寄って撮影するより、その下の小さな滝の滝壺までも入れた方が美しく見えると思います。

五太子滝 H16.8.7 

大垂滝 H21.5.3

さこさがの滝 H24.10.27

一乗滝 H24.10.27

野鹿滝 R6.4.13