指宿枕崎線(鹿児島中央~枕崎間)
H15.12.21
指宿枕崎線はJRグループで最南端を走る路線で、薩摩半島の東岸と南端を廻り、鹿児島市と指宿・枕崎を結ぶ観光路線の他、鹿児島市への通勤・通学の足となっています。観光路線として鹿児島中央~指宿間に特急「指宿のたまて箱」が3往復はしっており、鹿児島中央~喜入間は15分から40分間隔の運行となっています。しかし喜入から指宿・山川間はほぼ1時間間隔(時には2時間)となり、山川~枕崎間は1日5~8往復(4~8時間ほど運行がない時間帯も)となります。

歴史としては、昭和5年(1930年)に指宿線として開業(当時は五位野まで)し、昭和38年(1963年)に枕崎まで全通後、指宿枕崎線に線名を変更しました。なお、枕崎から加世田までは1984年の廃止まで南薩鉄道枕崎線の一部として存在していました。

訪れた際は、沿線一番の撮影名所であり、開聞岳から直線に伸びる線路を走る車両が撮影できる西大山駅付近に行きました。鹿児島市内から車で夜中から飛ばし、早朝には現地に着きました。予想以上に線路沿いのススキの背が高く、車両が隠れない程の高さの場所を探すのに苦労しました。結局少し高台になっている道の上から撮影しましたが、朝焼けに赤く染まる開聞岳と車両を撮影できて良かったです。丁度脇道に軽トラックが通りましたが、現地の人の暮らしのイメージを加えることが出来たと思いました。

やはり列車の本数が少ないのがネックで、この一枚だけ撮影してトンボ帰りで鹿児島に向かいましたが、せめて西大山駅(JR最南端の駅)だけでも見てきたら良かったと思います。