いなべ農業公園①(三重県いなべ市)
H30.3.18
いなべ市農業公園は、三重県いなべ市北部の山間にある農業公園です。公園のある鼎(かなえ)地区は市内でも特に高齢化の著しい場所であり、荒廃農地の有効活用や、農村交流拠点(農業公園)を整備することで、高齢者就業機会の確保や農地の新たな活用、生産者のいきがい・発揮による地域活性化を図るため、この農業公園が造られました。公園は、遊具やパターゴルフ場、牡丹園などがあるエコ福祉広場エリアと、梅園が中心の梅園公園エリアに分かれています。季節限定の公園ではありますが、3月上旬には全国有数の梅園を見ようと、全国から観光客がやってきます。

いなべ市街から県道107号をひたすらまっすぐ進み、中里ダム周辺まで来たところで右折すると公園入口があります。入口付近に来ても梅園は全く見えないので通り過ぎてしまいそうですが、そこは有名観光地だけあり、遠方から案内板が道端に建てられ、入口には整備員が数多くいます。それ以前に普段はほとんど交通量のない道が大渋滞しているので、嫌でも迷うことはないでしょう。私が訪れた時は、午前中に鈴鹿市の「鈴鹿の森公園」に寄っていたため、午後からの訪問となり、2時間近くの大渋滞に捕まってしまいました。

38ヘクタールの公園内には、実梅を中心とした広大な梅園と、花梅を中心とした庭園風梅苑、農業体験が出来るクラインガルデンとに分かれています。梅園は周りの土地よりかなり低い場所に位置するため、色んな角度から俯瞰することが出来ます。