猪苗代湖長浜(福島県会津若松市)H7.1.14
福島県の3市町(会津若松市・郡山市・猪苗代町)にまたがって存在する猪苗代湖は国内第四位(103平方キロ)の大きさを誇り、1~3月には白鳥が飛来することで有名です。猪苗代湖でも飛来する場所として白鳥浜・長浜・崎川浜の3つの浜が知られており、平成7年の冬に訪れました。雪を絡めた白鳥の写真を撮りたくて、夜中に出発し、早朝には現場である長浜にに到着しましたが、あまりに広くて白い風景が続くため、どこが撮影地なのか分からなくなる程でした。

夜が明けて付近が良く見えるようになってから白鳥を探すと、少し離れた湖面に白鳥の群れを発見しました。湖面の氷の上に座っている状態でしたが、白鳥とはいえどやはり寒いのか、集団で身を寄せて固まっており、動く気配がありません。こちらも寒さに耐えながらも、動かない白鳥とにらめっこ状態が続きました。

日が更に上がり、到着した頃より少し暖かく感じ出した頃、1人のおじさんが湖面に向かって餌を蒔き始めました。白鳥を世話してくれる人がいるからこそ白鳥が安心して飛来するんだと感心したと同時に、白鳥が動き出すのを期待しました。そのとおり白鳥は我こそはと餌を食べだしましたが、やはり集団で固まったままであり、うまく撮影はできませんでした。

結局ひとしきり食事が済んだ後、各々が飛び立ったり、おもむろに湖面を泳いで移動したりと、バラバラに行動し出しました。チャンスだと思い撮影をしましたが、あちこちに分かれて行動しだした白鳥に振り回され続けました。結局目の前の白鳥は殆どいなくなってしまい、寝不足と寒さにやられた私はそのまま車で寝てしまいました。

結局早朝に現地を訪れたものの、長浜のみの訪問となってしまいました。ありきたりな写真しか撮影できませんでしたが、マシな分を掲載したいと思います。

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