伊豆半島 H7.6他    

下田港付近 H7.6
伊豆半島には多くの滝や海岸があり、水の風景を撮影するには尽きることのない被写体の数があります。平成6年から2年間東京に住んでいた関係で、伊豆は比較的訪れやすい場所であったのですが、意外とあまり訪れたことがありません。また、旅行に出かけた日をメモに取り始めたのが大阪に戻った平成8年からであり、東京時代の旅行日が殆ど分かっていません。更に東京生活を始めた当時は写真撮影より観光目的が主だったため、写真もそれほど残っていない部分もあります。伊豆半島は東京時代しか訪れていないので曖昧な記憶を元に記載しています。

初めて伊豆を訪れたのは列車とバス利用で、伊豆箱根鉄道・修善寺駅からバスで山越えをしました。途中「浄蓮滝」で下車、撮影後、茶店での「わさびソフトクリーム」を食べて、やたら辛かったのは何故か覚えています。その時の滝撮影も現在とは違い淡泊なものでした(リバーサルフィルムを使用していながら)。続いて「河津七滝」に寄って滝撮影をしたはずでしたが、一番メインの大滝を見たものの「何かつまらないな」と思った記憶のみで写真は残っておらず、「伊豆の踊子」の銅像のある滝と、小さな滝ながら滝つぼが綺麗だった小滝を撮影したのみでした。

当時は何を考えていたんだろうかと自分の行動に疑問を感じますが、そのままバスに乗って海に出て、海沿いに下田港まで向かう海を見下ろす高台付近を走行した時、逆光に写る海と、海に漂う無数の船の景色を見て、一瞬で「撮影しなければ」とバスを飛び降りました。そこで撮影した海はとても美しく、当時の私を褒めてやりたいと思います。

その後更にバスで石廊崎灯台まで行き、灯台と、そこから見える海を撮影しましたが、海からの風がものすごく、殆ど影に隠れていた記憶があります。それでも海を撮影した写真は、何となく気に入りました。

その日は終わり、翌年に今度は車使用で訪れました。伊豆半島の南端にある「蓑掛岩」付近の朝焼けが美しいと雑誌にあったのがきっかけで、夜中から出かけましたが、朝焼け撮影後の目的地を考えておらず、城ケ崎公園に寄って帰宅しました。今思えば伊豆半島には色んな魅力があるのに、頭悪い行動だと思いました。

その後は富士山をテーマに撮影をしていた時期に、「伊豆半島から見える富士山」を撮影すべく、今まで行っていなかった伊豆半島の西側を車で走り回りました。その写真は主に別ページ「富士山」に掲載していますが、そのついでに堂ヶ島付近で撮影した写真を掲載しています。

更に伊豆半島南端にある「「爪木崎」には水仙が咲き乱れるとの情報を得て、平成9年2月に2回夜中に車を走らせて撮影に出かけたものの、殆ど空振りに終わり、これまた他に撮影する場所を考えずにそのまま帰宅してしまいました。何とも勿体ない結果のまま帰阪して以来、一度も伊豆半島付近にも行っていません。現在なら伊豆半島の魅力ある場所を数多く知っているので、機会があればじっくり訪れたいと思います。


蓑掛岩(南伊豆町)H7.6

石廊崎(南伊豆町)H7.6

石廊崎灯台(南伊豆町)

堂ヶ島(西伊豆町)H7.6

爪木崎(下田市)H8.2.20

浄蓮滝(伊豆市) 

河津七滝(河津町)H6.7

河津七滝(河津町)H6.7

城ケ崎海岸(伊東市)H6