葛城高原(奈良県御所市)H24.5.20他
葛城山(960m)は奈良県・大阪府との県境にある山で、山頂付近が高原状になっていて、360度の大パノラマが楽しめる場所です。辺り一面はツツジの大群落に覆われていて、花が咲き誇る5月半ばになると山上は燃え立つように赤く染まります。

近鉄御所駅からバスで「葛城山ロープウェイ前」下車ですが、本数は少ないのでご注意ください。車で麓に行く他、南側を走る国道309号の水越トンネル付近から登山道もあります(かなりキツい道のりなのでお薦めしません)。麓からロープウェイに乗ると6分程で葛城山上駅に到着します。降りるとすぐに「一目百万本」と言われるツツジの群落が目に入ります。派手な赤いツツジが目立ちますが、ヤマツツジ・コバノミツバツツジ・ミヤコツツジ・モチツツジの4種のツツジがあるそうです。

葛城山上駅は高原の高い場所に位置しており、すぐに高原全体を見渡せる場所に行けます。高原状になっているとはいえ、結構高低差も広さもあるので、全部をくまなく回ろうをすると、健脚向きではないかと思います。しかし上から見るだけではなく、下から見上げるツツジも綺麗ですので、できるだけ色んな角度から見ていただきたいと思います。駐車場やロープウェイは混雑しますが、上に上がれば広大な敷地なので混雑は感じないと思います。

なお、ツツジの大きさは2m以上あるので、近づいて撮影すると他のツツジが写りません。場所によりますが、少し離れて撮影した方が全体の雰囲気を取り込めると思います。また、実際に撮影してみて、とても広いツツジの大群落を全て画面に入れようとすると大雑把な内容になり、加えて主役も脇役も真っ赤なので変化を付けにくいのが以外と難点でした。

今回掲載した写真のうち、始めの2つの画像はリバーサルフィルムで撮影したものですが、フィルムの特性上、赤色が強く発色しています。