勝山市の滝(福井県勝山市)
H19.6.2・H21.5.3
    

北谷不動滝
勝山市は福井市の東側に位置し、大野市と共に福井東部の平野にあります。福井鉄道永平寺線が福井~勝山間を結んでおり、周りは九頭竜川を中止とした田園地帯でのどかな雰囲気が漂う良い場所です。勝山市の北側と東側は山に囲まれており、いくつかの滝が存在しますが、このページではそれらの滝の画像を集めて掲載しています。

大鷲滝(15m) 永平寺町に近い岩屋川にかかる滝で、県道17号~県道112号~林道と、どんどん道路が細くなっていき、林道終点である岩屋観音から徒歩15分程で到着します。三段に分かれており、それなりに大きな滝なのですが、流れが緩やかなのでそれほど大きさを感じません。中腹に登ることができますが、撮影は一番下からが良いです。黄色い花が滝付近に点在しており、花と滝との組み合わせを撮影しようと体を小さくして撮影していましたが、気が付くと肌が露出した足首付近に無数のアブがたかって噛みついてきたので、足が大変なことになりました。訪問の際は本当に気を付けて下さい。

八反滝(70m) 福井市内から勝山方面に向かう国道416号は、途中左折して山中に入り、挙句行き止まりになります。その行き止まり箇所に滝はあります。情報では徒歩40分と聞いていたものの、実際は道路から滝が見え、10分程で到着します。但し夏場は草が茂り、滝の近くに行けなくなるのでご注意下さい。岩を斜めに流れているのか、見る場所によっては写り方が大きく変わる滝です。訪問時は滝前にピンクの花が多く咲いていましたが、滝と共に撮影するのは難しかったです。

夫婦滝(35m) 
国道157号で勝山市街地を離れ北上して、すぐの林道を左折します。しばらく進むと「杉山鉱泉」という温泉に辿り着きますが、その私有地内に夫婦滝はあります。滝が見当たらず、人に聞こうとするも誰もいなくて途方に暮れましたが、温泉の渡り廊下を横断して10分程歩いて到着しました。滝の前はかなり狭く、人が2人入れるかのスペースです。滝自体15~20m程にしか見えなかった気もしましたが、上部の二股に落ちる水が中断から一つになって落ちる姿は綺麗でした。

北谷不動滝(10m) 国道157号を杉山鉱泉への林道入口から更に2キロ程進んだ県道138号を左折します。グネグネの細い道で北谷地区へ行くのですが、滝が見当たりません。但し地区内で耳を澄ませると水の流れる音がするので、その場所へ行ける小径(県道沿い)を行くと、県道のカーブに囲まれた県道下にひっそりと存在しました。滝のある場所は街中・車道沿いとイマイチですが、辺りは暗く緑が茂っているので、撮影していると場所を錯覚してしまいます。暗い滝前を木漏れ日が差し込んで幻想的な景色を見せてくれました。

大滝(25m) 国道157号を、県道138号も過ぎた5キロ程先に、「いこいの森」への入口があります。その先の駐車場から15分程で到着します。途中には二の滝もあり、緑豊かな遊歩道を登ることとなります。遊歩道から真正面に滝が姿を現わすのですが、まさしく「緑に囲まれた滝」のイメージにピッタリです。そのまま滝下まで行くことができ、滝つぼ自体小さいので、滝を見上げながらの撮影も可能です。

弁ヶ滝(30m)・御堂滝(35m) この弁ヶ滝と次の御堂滝は平成21年に訪れた滝です。他の滝と違い勝山市の東にある滝です。いずれも法恩寺山(13557m)・保月山(1273m)の麓を走る林道沿いにあり、国道157号「倉見トンネル」出前の林道入口から訪れるのが分かりやすいです。かなり山中を走ることとなりますが、両方とも道の脇にあります。弁ヶ滝は周りの岩が特徴的で、平安時代から信仰の滝だったそうです。水量が多くないからか、風が吹く度に流身が左右に揺られていました。季節柄、草木が辺りになく、殺風景な印象が残りました。御堂滝は逆に緑が深く水量も多い滝でした。上段の水が中腹で向きを変えて落ちる滝で、下段の滑るような流身が美しい滝です。ちなみに、両方とも道の脇にありますが、私の訪問時は二つの滝の間の道が工事中で車両通行止めであったため、徒歩で御堂滝に向かう羽目になり、陽気な気候もあって汗だぐとなり疲れた内容となりました。

北谷不動滝

八反滝

大滝

二の滝

大鷲滝

大鷲滝

夫婦滝

弁ヶ滝

御堂滝

御堂滝