木梶三滝(三重県松坂市)H16.10.2    
木梶三滝は蓮渓谷の上流にある3つの滝の総称です。白滝・女滝・不動滝の3つであり、滝周辺いは歩道・案内看板・展望台も整備されていますが、沢渡りや沢登もあるため、全体的に起伏の激しいコースとなっています。

国道166号を奈良方面から県境を跨ぐ高見山トンネルを通過してすぐ脇ににある林道に入り、トンネルの上を越えた更に先に入口があります。車を停めて歩き、途中の分岐を左に折れ、下に下っていくと「白滝コース」と「女滝・不動滝コース」に分かれます。

白滝までは8分程で到着します。落差40mの二段になっている滝で、二段目から幅が広がる姿はとても綺麗です。滝の上はモミジの葉が沢山あり、秋の紅葉の時期はとても綺麗ではないかと思います。なお、白滝の左岸に鎖があり、白滝の1段目の滝つぼまで行くことができます。上を見ても下を見ても迫力ある写真が撮影できますが、かなり傾斜が急なので無理はしないで下さい。

先ほどの分岐まで戻り、35分程で不動滝に到着します。それまでの登山道はひたすら下り、かつ足元が怪しい場所もあるので結構キツいです。落差20mで派手さはないですが、落ち口から勢いよく飛び出した水が宙を舞って途中の岩に当たり、そのまま流れていく形となっています。滝つぼを挟んだ向かい側から見ますが、足元の悪い場所もあるので気を付けてください。

本来はこの先更に10分程進んだ場所に女滝があります。落差30m程の美しい流身の滝ですが、何故かルートが分かりませんでした。後で調べると不明瞭な場所が多く、鎖場もある険しい場所だそうですが、行くことを躊躇するほどの恐怖感はなさそうなので、女滝に行かなかった事を残念に思いました。再訪したいと思いますが、2016年のがけ崩れにより滝までの道が寸断されている箇所があるとのことです。

なお、今回掲載した写真の撮影日を「H16.10.2」としていますが、恐らく誤りである可能性が高いです。過去に2回訪れた際の2回目の日だと思われますが、写真は1回目に夏の時期に訪れた写真と思われます。モミジの葉が青々としているので10月の写真ではないと思いますが、実際の日が分からないのでそのまま掲載しました。