きのくに線(亀山~和歌山間)H14.3.23他

紀伊田原~古座間 撮影日不明
別ページで紀勢本線(JR東海)について記載しましたが、こちらでは紀勢本線(JR西日本)→通称「きのくに線」を掲載しています。

きのくに線は山間部分も走る紀勢本線とは違い、ほぼ海沿いを走っています。車使用で国道42号線を走ると、殆ど線路のある風景を見ることが出来ます。非電化区間のみの紀勢本線とは逆に、きのくに線では全区間電化されており、また、沿線には南部・白浜・串本・太地・那智勝浦(那智山)等、レジャーの名所や世界遺産があるのも強味です。京都や新大阪、関西空港からもアクセスが容易で、優等車両も新型車両が多数投入され、華やかなイメージがあります。

しかし、実際は閑散区間ではかなりの赤字となっており、特に白浜~新宮間では、JR西日本管内で3番目に経営状態が悪いことが明らかになっています。今回掲載しました画像の半分はその閑散区間で撮影しており、確かに列車が来るまで暫く待つ必要がありました。しかしこの太平洋を望む壮大な景色を走る列車を撮影できるワクワク感が勝っていたのは確かです。また、この鉄道のページの巻頭に書きましたとおり、幼い時にきのくに線を新宮付近で撮影したことが私の鉄道写真の原点であることもあり、出来るだけこの路線が末永く運行されることを祈っています

ちなみに運行形態ですが、新宮~紀伊勝浦間は往復12本程と若干多いですが、串本~周参見間は8往復のみと、きのくに線内で一番本数が少なくなります。それより和歌山方面は1時間に1~2本程度の運転となっています。

ここに掲載したうちの、南部~岩代~切目間の写真以外は、那智勝浦町にある我が家の墓の墓参りの際に撮影したものです。いつも大阪方面に向けて国道42号線をゆっくりドライブするのですが、そこかしこにひなびた町があり、その中に鉄道が溶け込んでいる感があります。その雰囲気がとても好きで、撮影をしなくても見ているだけで満足感があります。正直一つ一つ撮影していくのが筋なのでしょうが、本当にキリがない程に撮影してみたい場所があるので、結局撮影名所と呼ばれる場所に落ち着いてしまいます。機会があれば、撮影名所ではなくとも、町の雰囲気を入れた鉄道撮影が出来ればと思います。

紀伊田原~古座間 撮影日不明

紀伊田原~古座間 撮影日不明

切目~岩代間 H23.1.9

岩代~南部間 H23.1.9

岩代~南部間 H23.1.9

岩代~南部間 H23.1.9

古座~紀伊田原間 R2.9.21

古座~紀伊田原間 R2.9.21

湯川~那智勝浦間 R2.9.21

朝来~白浜間 撮影日不明

朝来~白浜間 撮影日不明