紅葉のページ | ||||
風景写真を始めてしばらくはフィルムカメラで撮影していましたが、その頃使用していたポジフィルム「フジクロームベルビア」は発色が良いことでよく風景写真家からも愛用されていました。腕に自信のない私でも鮮やかな写真を撮影できましたが、このフィルムの欠点は「特に赤色の発色が鮮やかすぎる」ことでした。 紅葉写真を撮影するにあたりその恩恵をかなり受けていましたが、いざデジタルカメラに変更した途端、紅葉写真の鮮やかさが半減してしまったような錯覚に陥りました。加えてポジフィルムの画像をパソコンに落とすためにスキャナを使用しましたが、これがデジカメで撮影した以上に色鮮やかさが落ちてしまったため、「ポジ時代の赤の輝き」に慣れてしまった目を修正するのに結構時間を費やしました。 しかしながら、風景写真の題材として「桜」に並ぶ代表的な被写体としてカメラの種類は関係なく撮影し続けました。好んで植えらていることが多い桜と違い、紅葉はいろんな種類の樹木が自然のあらゆる場所に色を染めているので、幅広い被写体としてとても好きです。撮影方法は抜きにして、純粋に紅葉の美しさを感じて頂ければと思います。 |