萬葉植物園(奈良県奈良市)R1.5.2
萬葉植物園は正式名称を「春日大社萬葉植物園」といい、文字通り奈良公園内・春日大社のすぐ近くにあります。昭和7年に昭和天皇から出資を受け、日本最古の萬葉植物園として開園しました。約3ha(9000坪)の敷地は、萬葉園・五穀の里・椿の園・藤の園に分かれています。

萬葉植物とは万葉集に現れる180種類の植物で、多数の植物説があるものを含むため、実際には300種類あるとされています。その花の中でもここの藤はとても有名なため、以前から一度訪れてみたかった場所でした。午前中に春日大社の藤を見たため、萬葉植物園前に付いたのが昼12時半ごろでしたが、既に多くの観光客が入口までの長い列を作っていました。

入口からすぐ綺麗な藤の花があったものの数が少なく「あれっ?」と思いましたが、藤の園は敷地の左奥にあるとの事でそちらに向かいました。最初に見た藤は綺麗なものの見頃より早く、次に見た大きな藤の木に圧倒されましたが、藤の花が白色だったので花が目立たず綺麗に撮影できませんでした。ここまででさすがに不安がよぎりましたが、その後のエリアでは見事な藤がたくさん咲いていたので安心しました。

質も量も素晴らしかったので撮影も楽しかったですが、藤のすぐ近くまで近づいて観覧できるため、人がファインダーに入ってしまいます。藤のすぐ横や後ろには人が歩くスペースがあり、一列になってゆっくりと歩くため、かなり辛抱強く人が切れるのを待つ必要があります。