三休公園(岡山県三咲町)R5.4.1
三休公園(みやすみこうえん)は津山市から国道429号をひたすら走った久米郡三咲町内にあります。旭川ダムによって出来た旭川湖畔に位置し、ヘアピンカーブをいくつも越えての急斜面を登り切った標高270mに位置し、眼下に旭川湖を一望できるようになっています。

三休公園の名前の由来は岡山県の民話「桃太郎」に由来しています。桃太郎一行が鬼退治へ向かう途中、この場所の桜が美しかったため、ここで3回目の休憩を取ったという言い伝えがあり、それがそのまま公園の名前となっています。園内には桃太郎のキャラクターだけでなく、金太郎・花咲じいさん・一寸法師等のモニュメントも飾られています。

車で麓に到着し、そのまま公園への山道を登っていくと、山そのものが桜で埋め尽くされる絶景が続きます。ツツジは桜より若干後に咲くのが多いですが、訪れた年はかなり暖かかったため、既に咲いているツツジも多く、バックの青空と相まって素晴らしい景色となっていました。

但し、途中で車を停めることができないため、かなり登った公園内で駐車後、車道をひたすら歩いて降りて行きました。当日はかなり暑く、キツい坂道を降りては登っての予想外の体力消耗となりましたが、美しい風景に背中を後押ししてもらいました。途中車道をショートカットできる遊歩道(といっても見た目には分かりにくい場所の多い道ですが)があるので、違う角度での撮影を楽しむ上で歩いてみるのもお薦めです。

この公園の一番の撮影ポイントは桜と旭川湖を俯瞰撮影する場所ですが、私がその見晴らし台を訪れたときは湖が殆ど見えませんでした。よく考えたら、その写真が撮影されて時より桜が成長していたからみたいで、「まぁ仕方ないな」と諦めました。旭川湖と桜の組み合わせの構図はあまり期待しない方が良いと思います。