市立水生植物公園みずの森
(滋賀県草津市)H25.6.29
市立水生植物公園みずの森は。草津市の琵琶湖畔・烏丸半島にある面積3.7haの小さな植物園です。1996年(平成8年)に開業し、ハスとスイレンが中心の2000種類もの植物を見ることができます。敷地は水の豊かな公園となっており、花影の池とスイレン池の2つの池があります。入口にほど近い場所にはロータス館と呼ばれる温室施設があり、熱帯スイレンを中心とした国内外の水生植物を一年中見ることができます。因みにロータスとはハスやスイレンの総称です。

スイレンは午前中に開き、昼にはしぼんでしまうため、早朝から現地を訪れました。花の開花を考慮してか、この植物園の開園時間は7時からとかなり早めです。開園直後にも何人かの観光客が来ていました。写真目当ての人ばかりではと思いましたが、意外と夫婦やカップルが多かったです(子供受けが悪いのか、家族連れはほとんどいませんでした)。入ってすぐのコミュニティ広場から、水を満たしたツボに入った数多くのスイレンが出迎えてくれましたが、一つ一つが綺麗で、とても手入れをされていました。ここの植物園がスレインの時期をメインにしているのが分かりました。

当日は晴天でかなり暑かったため、ロータス館では日陰で涼むのも期待しましたが、温室のため湿気があって快適ではありませんでした。しかし室内にある大きな水槽には、珍しく美しいスイレンがいくつも浮かんでおり、建物内のため日なたと日陰のコントラストが豊富だったので、撮影に夢中になりました。正直今まで見たスイレンの名所の中でも一番と言える場所だと思います。

ここを訪れた8年後に、新聞にみずの森のスイレンが見頃になった旨の記事があり、美しい池とスイレンの写真が掲載されていました。確かに私も見た景色のはずと思い、過去の写真と見比べると、当時は大きなハスの葉が茂っており、視界を遮っている場所が多く見られました。掲載写真の池はスッキリしており、綺麗になっていたので、また訪れてみたくなりました。