牟岐線(徳島~阿波海南間)H14.5.3
牟岐線は1913年に徳島~小松島間にあった汽船会社が港に着く船との連絡線として開業した軽便鉄道が始まりです。その他阿南鉄道が1916年に開業した路線も併合し、その後1973年に全線が開通した路線です。阿波室戸シーサイドラインの別名が付けられているとおり、徳島県の海沿いを南に走る路線ですが、徳島~阿南間は30分間隔でありながら阿南~阿波海南間は2時間間隔と大きく差があり、輸送密度も7倍もの差があります。

牟岐線を訪れたきっかけは、日帰りながら高速路線バスで徳島まで乗車する機会があり、限られた時間の中で撮影できる場所を探した結果、牟岐線の撮影名所である由岐駅付近に出かけることになりました。徳島到着後、時間短縮のため特急「むろと」で由岐まで行きましたが、この特急の乗り心地が想像したより良くなく、単なる通過駅の多い各停車両って感じでした。

由岐駅に到着後「むろと」とその後到着した各停(今では貴重なキハ40)を撮影した後、まずは徳島へ戻る方向へ行き、高台から撮影する場所に行ったものの、森の茂みが茂りすぎて列車が隠れて撮影できなくなってしまっていました。次に逆方向に歩き、夏の時期だけ営業となる田井ノ浜駅に行き、海岸線と鉄道の組み合わせを撮影していました。本数が少ないので限られた回数での撮影となりましたが、それなりに撮影できたと思いました。

夏は海水浴場として賑わう場所も、季節外れの海岸は誰もいませんでした。但し、一人の女子高生(中学生?)が浜辺をジャージ姿でランニングしており、昔のスポ根漫画を見ているようで、心の中で「頑張れ」と応援していました。