長居公園②(大阪市東住吉区)H14.10.13他

H14.10.13
長居公園には二つの陸上競技場やプールやサッカー場・野球場・テニスコートの他、植物園や博物館があり、公園内には一周3キロ程の外周コースがあります。公園内には猫が多く棲んでいますが、主に外周コース周辺の柵に沿って暮らしています。しかし一時期、第二競技場付近から長居プールまでの間に多くの猫がいた時期がありました。

平成14年に訪れると、競技場付近の茂みには猫のためのエサ入れや段ボール小屋が多くあり、猫の世話をしている人が多くいることが分かりました。多くの人が訪れる昼間は姿を見せなかったのですが、夕方になると3匹の猫が現れました。近くで腰をかけると3匹は警戒することなく近付いて来て。そのうちの若い2匹は私にじゃれ始め、指を早い動きであちこちに動かすと、2匹はシンクロするように必死で指を目で追ったり、捕まえようとしていました。これだけ人が多く移動する場所で、これほど打ち解けてくれる猫は初めて見たので驚きました。

また夕方になると、第二競技場の前にはたくさんの猫が現れ、餌を持ってきてくれる人を待つ姿が見られました。競技場の入口付近には黒猫が中心のグループで、子猫が多かったのが印象的でした。駅に向かう茂みにも多くの猫が餌を貰っていましたが、こちらは大人の猫ばかりだったのもあり、沢山の猫が集まる姿は異様なほどでした。当時は「ただ世話をする」だけで、去勢や避妊や掃除等の意識が現在ほど叫ばれていなかったので、猫も増えていったのだと思います。

第二競技場の斜め向かいの長居プール前の垣根の中にも多くの猫が暮らしており、晴天時には道に出てきて日向ぼっこをする姿を見かけました。

数年後に訪れた時は、この第二競技場から長居プールまでのエリアの猫は、プールの垣根に若干数見かけた他は一切いなくなりました。最後にこの場所を訪れた令和2年1月には、一匹のまあるい三毛猫が世話をしてくれる人に甘えている姿を見ただけでした。当時ののんびりしていた猫達の姿を思い出すと寂しい気持ちにもなりました。

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