ナイタイ高原牧場(北海道上士幌町)
H7.7.29・H13.9.19
ナイタイ高原牧場は昭和47年に開場した、北海道上士幌町にある日本一大きな公営牧場です(広さおよそ東京ドーム358個分とのこと)。元は国営でしたが、現在は上士幌町が管理しており、酪農家から預託された牛を放牧し、健康な牛に成長させるのが目的となっています。

帯広平野を見下ろせる大雪山系南端・ナイタイ山(1332m)の麓にあり、春~秋にかけては牧場内を開放しています。雄大な景色と牛を見ながら、未舗装(走りやすいです)でアップダウンのある細いコースを走っていると、遊園地の乗り物に乗っているような気分になります。

私はこの牧場に2度訪れています。最初は平成7年に北海道一周旅行と題し千葉県の職場の寮から北海道まで車で往復した際に立ち寄りました。7月下旬の夏休み真っ盛りでしたが、人はほとんどおらず、敷地内をコースで走るも「本当にこの道を走っていいのか」と不安になるほどでした。しかし、おかげで気に入った場所には細い道でも構わず停車しては撮影を楽しむことができました。広大な風景の中を牛たちがのんびりと草を食べる光景は心を癒されました。

二度目は平成13年に肌寒さが出てきた9月中旬に訪れました。この時は本来鉄道撮影が目的でしたが、ずっと雨天が続いていたため急遽予定変更をして訪れたものです。しかし天候が悪いうえに肌寒かったため、景色も悪いうえに牛も少なく、勿論前回以上に人影は見当たらず(誰もいなかったと思います)、まったく冴えない撮影となってしまいました。

現在では素敵なテラスが出来た上に、絶品と名高いソフトクリーム等も食べられる等、更に観光に力を入れているようです。交通機関がなく、車使用でもだだっ広い平地をひたすら走る必要があるので、なかなか行くことはできません。しかし機会があれば是非行ってみてください。