中之条町の滝(群馬県中之条町)
H27.7.19
    

しゃくなげの滝
中之条町は群馬県の最北部に位置し、長野県・新潟県の両県の県境と接しています。町の最南部にはJR吾妻線や国道353号があり、上州の名湯と言われる四万温泉もありますが、北側の周りは山に囲まれた地域になります。その分滝の数も多いのですが、大きな滝も多い群馬県の中でもこの地域は小さな滝が殆どです。その中で行ってみたいと思って訪れた滝を紹介したいと思います。

しゃくなげの滝(15m)は国道353号を北上し、途中四万温泉も通過して国道の行き止まりまで行くと、四万川ダムにせき止められて出来た奥四万湖が現れます。ダム湖の周回道路は一方通行ですが、反時計回りに走らせると、途中でしゃくなげの滝の駐車場の看板が出てきます。駐車場すぐの展望台からは斜めの岩場を滑るように水が降りていく流身を見ることができますが、本当に綺麗に見えるのは滝の下から見下ろす姿です。どのように滝の前まで移動したのか覚えていないのですが、それほど無理をして移動した記憶はないので、スムーズに行けると思います。滝つぼはなく、すぐに下にある川に合流する形になっていますが、周りは木の影で暗くなっているので注意が必要です。

仙下不動滝(25m)は国道353号の途中、上妻橋という大きな橋から見下ろせる滝です。橋の上からも幅広で綺麗な流身の筋が魅力的で、周りの草木の被り方も綺麗でした。絶対に近くで撮影したいと思うも、滝に至る道が何故か分かりません。滝がある場所に近い集落まで行き、徒歩でウロウロと滝に至る道を探すも全く分からず、結局諦めてしまいました。後に調べると、上妻橋の袂に仙下不動滝への遊歩道入口の案内板が立っていたことを知り、もの凄くガッカリしました。実際に近くで撮影した同滝も期待通りに美しく、更にガッカリ感が深まりました。滅多に行ける場所ではないので、勿体ないことをしました。

小倉滝(25m)は末広がりの優美な流身を持つ素晴らしい滝です。以前から行きたかった滝でしたが、駐車場から2.5kmの山道を40分余りかけて歩く必要があります。滝見台から見る滝はやはり素晴らしいものでしたが、滝見台の位置の都合上、真正面から撮影が出来ず、また大きな滝の割に引きが取れず、また木が被さって上部が見えにくい等、撮影条件が結構厳しかった感がありました。おまけに下山後足に違和感を感じて見てみると、数匹のヒルが食いついており、慌てて川に足を入れて取り除きましたが、足が血まみれになってしまいました。後で調べるとこの滝の遊歩道にはヤマビルが生息しており、4月~11月の間は活動時期との事ですのでお気をつけ下さい。

しゃくなげの滝

しゃくなげの滝

しゃくなげの滝

仙下不動滝

仙下不動滝

仙下不動滝

小倉滝

小倉滝

小倉滝