中津川市の滝(岐阜県中津川市)H13.8.14    

竜神滝
岐阜県と長野県の県境にある中津川市は、旧中山道である国道19号、そして下呂・高山方面を結ぶ国道257号の起点的場所となり、どちらに向かって走っても山奥に入りますが、いずれも滝の宝庫として知られる地域となります。国道19号はすぐに長野県へと入ってしまいますが、縦長の市区域を縦断する形の国道257号沿いには多くの滝が存在します。このページではその地域の滝を掲載しています。

南側から北側への順で記載していくと、まずは竜神滝(12m)と銅穴滝(10m)となります。国道19号から国道256号に入り、すぐJR坂下駅を通過後すぐ県道3号に入ります。しばらく走ると「夕森キャンプ場」「夕森温泉」のある林道に入ります。竜神滝は夕森キャンプ場内にあり、滝付近まで遊歩道が整備されています。滝自体は12mと小さいのですが、滝の水がコバルトブルーのとても神秘的な色をしており、神がかりな雰囲気をしています。実際にこの滝はパワースポットとしても全国的に有名だそうです。

林道は更に奥に続き、そのまま銅穴滝まで行くことができますが、途中から車両通行止めのため、しっかりした車道を歩いて行く必要があります。ひたすら上り坂なので大変ですが、およそ40分程で滝前に到着します。道からすぐ分かる場所にあり、真下に落ちる水が途中岩に当たって2度方向を変える珍しい滝です。綺麗な滝ですが小さい滝なので、撮影目的でなければ訪れるのは若干辛いかもしれません。

次に仙樽滝(11m)、不動滝(10m)、観音滝(20m)、高樽滝(40m)、西沢親滝(20m)を訪れます。いずれも国道257号から「付知峡」に向かう林道を入っていきます。付知峡では遊歩道が整備されており、850m程の間に3つの滝を見ることができます。観音滝はガイドブックでも一番絵になる場所ですが、訪れた時間は影になってしまった上に水量が足らなかったのが痛恨でした。更に不動滝は水量はあるものの川と勘違いするほどの分かりにくい滝でした。最奥の仙樽滝は水量も多く迫力がありましたが、岩と岩の間を流れ落ちる姿を横から見るしかなく、構図が全く選べないのが辛いところでした。

付知峡を後にして、更に林道を奥に走ると、まず高樽滝に到着します。40mの高さだけでなく、水量があったので迫力もあり、本格的な滝を見ることができます。滝つぼはなく、そのまま川に落ちるのですが、滝・川共に水が美しくとても絵になりました。なお、この滝は落ち口からも滝の下からも眺めることができます。

最後に更に奥にある西沢親滝は、林道の終点付近にある渡合温泉の中にあります。温泉に車を停めてから25分程歩くと辿り着きます。上から見下ろす形で滝を眺めますが、木の葉が覆いかぶさっている部分が多いので、撮影がしにくいところがあります。しかしそこは逆に緑の部分をどのように取り込むかによって作品が際立つのではと思います。
  
竜神滝
 
竜神滝

西沢親滝
 
高樽滝

高樽滝

観音滝

銅穴滝

銅穴滝
 
仙樽滝