七尾線(津幡~和倉温泉間)不明
七尾線は旧・北陸本線(現・IRいしかわ鉄道)津幡駅から分岐し、七尾市の和倉温泉駅までの路線です。元々は輪島駅までの路線でしたが、1991年に和倉温泉以南が電化され、非電化のままとなった和倉温泉駅~輪島駅間は「のと鉄道」に移管されました。なお、現在和倉温泉以北ののと鉄道は廃止となりましたが、七尾駅~和倉温泉駅間の5.1Kmはのと鉄道を第二種鉄道事業者としており、特急列車はJR西日本が、普通列車はのと鉄道が運行しています。

なお、現在既に七尾線はどのJR路線にも接続しない完全な飛び地路線ですが、北陸新幹線が敦賀まで延伸した場合も並行在来線にあたらない七尾線は引き続きJR西日本の運営となるため、石川県で唯一のJR在来線となります。

私が七尾線を訪れたのは1回のみで、写真雑誌にあった鉄道風景を撮影してみたいと思い立ったのがきっかけですが、何故かいつ七尾線を訪れたのか記録がありません。但し、石川県小矢部市にある「一ノ滝」「二ノ滝」の撮影と組み合わせて立ち寄ったことと、二つの滝の場所が分からず諦めた事、そして鉄道撮影時の情景は覚えています。始めは金丸~能登部間の高台からの俯瞰撮影をしました。田園風景が広がる中を鉄道が走るというものでしたが、現地は住宅街にある坂道の途中での撮影と、田園風景とはかけ離れた場所でした。また、nこの撮影場所は午後が順光であり、訪れた午前中は正面にしか光が当たらない半逆光だったので、全体的に色が暗くなった感がありました。横と縦とで撮影しましたが、縦だと手前の住宅が入るため、横写真を採用しました。

その後良川~能登二宮間でも撮影をしました。これも田園地帯を走る鉄道を撮影するのは同じでしたが、どちらかといえば編成写真が強い構図でした。線路を超える車道からの撮影でしたが、田舎でありながら結構交通量が多く、ヒヤヒヤしながらの撮影でした。しかし、この撮影場所は光線状態が完璧であり、鉄道が程良い大きさに入り、田園風景も表現できたので良かったです。わざわざ石川県まで来て、この二ヶ所の撮影だけで終わったようで勿体ないですが、2010年から塗装が変更となり、2021年に運用終了となった415系を撮影しておいたのは幸運でした。