南禅寺(京都市左京区)R3.11.21他

R3.11.21
南禅寺は京都市左京区にある臨済宗南禅寺派の大本山にあたる寺院です。元々この地には禅林寺殿という離宮があり、「上の離宮」「下の離宮」と分かれていたうちの「上の離宮」を当時の亀山上皇が「南禅院」と名付けたのが始まりです。その後、永仁7年(1299年)に寺院が出来、当初の「龍安山禅林禅寺」から「太平興国南禅禅寺」と改名したのは正安年間(1299~1302年)のことでした。一時期は塔頭60ヶ所を要する大寺院となりましたが、度重なる火災と応仁の乱(1467年)により、伽藍をことごとく焼失した後は再建もままならない状態となりました。その後江戸時代に入ってようやく再建され、1888年(明治22年)には境内に琵琶湖疎水の水路閣が作られており、独特の景観を作り出しています。

境内は、まず入口正面に巨大な三門があり、庭を経て南禅院、方丈があり、奥の右手に水路閣があります。また、三門の右手には天授庵があります(天授庵は別ページで掲載します)。三門と南禅院の間には広い庭があり、多くのモミジが植えられているため、紅葉の時期にはかなりの観光客でごった返します。近くに紅葉で有名な永観堂もあるため、二つの寺の間の細い道は人で埋め尽くされます。三門と南禅院の間の紅葉は見事ですが、早朝に訪れない限り人込みで真正面からの撮影は難しいでしょう。私が訪れた際も午後3時頃の混雑時に訪れたため、正面からの撮影は諦めたものの、三門の左側にあるモミジがとても綺麗だったので、そちらをメインに撮影をしました。

紅葉の見頃は例年11月中旬~下旬ですが、年によって結構見頃の時期に差があります。また、単に目が肥えただけではないでしょうが、近所の紅葉の名所と比べても何度も訪れた割に綺麗な紅葉と巡り合えた機会がかなり少ないイメージがあります。もしかしたら日当たりが良いことが関係するのかもしれませんが、これも年によって美しさの差がありますのでご注意下さい。

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