御嶽山付近の滝①(長野県木曽町他)H13.8.5    

長野県王滝村 新滝 H13.8.5
御嶽山は長野・岐阜県境に位置する山の総称で、継子岳(2859m)・剣ヶ峰(3067m)・継母岳(2867m)・摩利支天山(2959m)の山々からなっています。西の岐阜県側では濁河温泉のある七合目からの登山道、東の長野県側では二つのロープウェイを使用しての登山道が一般的です。そして御嶽山の麓には多くの滝がありますが、御嶽山が県境にあるため、両県の滝を一気に訪れるのは至難の技となります。御嶽山の南側には県を跨ぐ道はなく、北側には濁河峠と岳見峠と鈴蘭峠を越える林道(県道441号)を通る必要があります。

このページでは御嶽山の長野県側を掲載していきます。まず国道19号から県道20号、更に県道486号を進み、途中御岳湖を左手にして走ります。途中王滝村役場がある場所から御岳高原スキー場へ続く県道を登ると、途中に背の高い滝が道脇に見えてきます。それが清滝(25m)で、水量はそれほどありませんが、流身とその横の緑が美しい滝です。清滝から歩いて行ける場所に新滝(30m)がありますが、若干山奥に入るので、滝の周りは森の奥深さを感じます。滝自体はシンプルな直瀑ですが、滝の裏から流身を眺めることができ、森と一緒に撮影するととても綺麗に撮影できます。

再び県道20号まで戻り、少し先を進んだ後に県道473号を進むと、こもれびの滝(15m)と不易滝(30m)があります。太古の森と言われる油木美林に存在する二つの滝ですが、こもれびの滝は数段に分かれて落ち、不易の滝は岩から染み出る水が岩を伝って流れる繊細な滝です。不易の滝はなだらかで、所々穴が空いており、苔むした岩がとても綺麗ですが、流身が心細いので、何とか流れが見えるように滝の壁にへばりついて撮影する必要があります。

またも県道20号に戻り、先に進むと、県道沿いに西野川渓谷が現れます。というか、、地図上はすぐ隣ですが、実際はまったく川は見えません。途中尾の島滝の看板があるので車を停めて歩きますが、急こう配の舗装道(車両通行止めのゲートがあって車は無理です)をどんどん下っていきます。帰りを心配しながら下ると、広がった場所に尾の島滝(20m)が見えてきます。真っすぐ落ち口から落ちた水が、途中の岩に当たって末広がりになる流身は美しかったのですが、既に夕方で辺りが暗くなってきていたので、暗い出来になったのが残念でした。

その後国道361号で御嶽山を大きく迂回した後、下呂温泉で宿泊しました。翌日に御嶽山の岐阜県側にある滝を巡ったので、別ページに掲載します。

長野県王滝村 清滝 H13.8.5

長野県王滝村 清滝 H13.8.5

長野県王滝村 新滝 H13.8.5

長野県木曽町 不易滝 H13.8.5

長野県木曽町 尾の島滝 H13.8.5

長野県木曽町 こもれびの滝 H13.8.5