御嶽山付近の滝②(岐阜県下呂市)
H13.8.6他
    

白糸滝  H22.6.13
「御嶽山付近の滝①」の後、下呂温泉に宿泊し、翌日早朝から御嶽山の麓にある「がんだて公園」に向かいました。がんだて公園には狭い範囲に3つの滝が流れており、更にそこから日本の滝百選に選ばれている根尾滝への入口があります。そもそもがんだて(巌立)とはその名のとおり御嶽の溶岩でできた絶壁のことで、展望台から眺めることができます。売店や駐車場もありますが、そこから600m程歩いたところに三ツ滝、更に2キロ程歩くとあかがねとよ、からたに滝に到達します。

まず一番先に見えてくるのが三ツ滝です。文字通り3段の滝で、上から6m、11m、5mの高さです。しかし3つを一緒に見ることはできず、下の二つは滝の正面から撮影できます。正直あまりにも地味ですが、岩陰に隠れた流身が良い雰囲気を出してくれました。続いてあかがねとよ(14m)は文字通りあかがね(銅)のとよ(水樋)で、水を流すような岩を滑って流れる滝です。小さな滝つぼがエメラルドグリーンに輝くので期待大でしたが、水が全く流れておらず単なる岩でした。その代わりにすぐ横にあるからたに滝(15m)は期待通りでした。この滝はさわら谷の本流にかかる滝なので水量は心配していなかったのですが、周りの形状摂理がとても美しく、あかがねとよと共に期待大でした。欲を言えば、滝の後ろからの光で虹がかかることが多いのですが、光の加減なのかそこまで幸運にはなりませんでした。

その後林道や遊歩道を使って根尾滝(63m)に向かいました。比較的歩きやすい道ですが、片道1時間近くかかるので体力や水分の用意は必要です。実際に到着すると水量がもう一つで、単純な直瀑なので絵になりにくいのが欠点でした。周りの自然の風景と共に撮影してみましたが、滝自体が大きいのでバランスが取りにくく苦労しました。

この日は結局若干麓から離れた国道沿いにある女男滝(14m)という、二段の美しい滝に寄って帰宅しました。女男滝はドライブスルーの裏にあるのですぐに分かりますが、東向きの滝のため午後からは山影に入ってしまうのでご注意下さい。

その9年後に更に御嶽山7合目付近にある濁河温泉付近の滝を訪れました。濁河温泉は県道441号をかなり山奥まで走る必要があり、途中からは崖の上を走り続けることとなります。正直こんな場所まで温泉があるなんてと思っていましたが、実際の濁河温泉は綺麗で素敵な場所でした。その温泉付近には白糸滝(15m)・緋滝(25m)・仙人滝(25m)そして材木滝(23m、この滝だけ時間オーバーで行けませんでした)の四つの滝があるのですが、結局滝を見に来ていた人は私以外いませんでした。正直何度も訪れることが出来ない秘境でしたが、いずれも新緑に囲まれた上に水量も十分にあり、満足できる写真が撮影できて良かったです。

三ツ滝 H13.8.6

根尾滝 H13.8.6

根尾滝 H13.8.6

からたに滝 H13.8.6

仙人滝 H22.6.13

緋滝 H22.6.13

緋滝 H22.6.13

女男滝 H13.8.6