大糸線・冬②(糸魚川~松本間)H22.2.14
大糸線の詳細については、大糸線(夏バージョン)をご参照下さい。

大糸線のキハ52は3両あり、うち2両で1日の運行を行いました。①青と肌色 ②朱色と肌色 ③朱色1色の三種類でしたが、訪れた日は①と②でした。昼の間は全て糸魚川~南小谷間の直通折り返し運転なので、2両がひたすら行ったり来たりしており、最後の務めを必死に頑張っていました。

大糸線は川沿いの谷間を走るので、俯瞰撮影が可能な
場所もありますが、意外にも広い雪原を走る列車を撮影できる場所もありました。それは最後の撮影地にしていた根知駅付近で、偶然線路を跨ぐ橋から見ると、元々何があったのか分かりませんが、メートル単位の積雪が雪原を出現させてくれました。但し、直後に根知駅で列車の交換シーンの撮影をするため、急いで橋から駅までの400m程を積雪にまみれながら必死で走りました。

根知駅では多くのファンが撮影をしていましたが、ホームにいた地元の人(おばあさんと子供たち)がホームに入っては運転手と話をしていました。数少ない交通手段として地域に密着していることと、近代化が遅れた雪国の村にも通常の生活をしている人たちがいることを痛感しました。

とても充実した撮影旅行でしたが、そこから大阪に帰るのは流石にしんどかったです。しかし、大嫌いな冬の雪の中で撮影したこの日の画像は間違いなく私の宝物になりました。