山陰本線①(京都~幡生間)H12.8.12~13
山陰本線は在来線の中で最も営業距離が長い路線(以前は東北本線でしたが、東北新幹線の延伸により第三セクターによる分離があった結果、山陰本線が最長となりました)ですが、沿線の区間によっては盛況な区間と閑散とした区間の差が激しい路線です。原因は山陽側と陰陽連絡路線に力の入れ方が偏ったことが挙げられます。そのため山陰本線内でも高速化・電化がなされた区間とそうでない区間が混在している状態です。

但しそのおかげで、非電化の区間では全国では既に撤退した車両が最後まで走り、ローカル色豊かな風光明媚な風景が続くこととあいまって、鉄道ファンのメッカとして特別な存在となっていました。特に出雲市以西ではその特色が顕著でした。

私もいつか訪れたいと思っており、初めて鉄道撮影に訪れたのが平成12年でした。当時はキハ58やキハ181系等、他の地方では既に撤退され山陰本線付近でしか見られない車両となっていました。そんな車両が当たり前のように定期運行されていたのは本当に貴重でした。

ある程度撮影名所を調べて訪れたはずでしたが、山陰本線は路線が長い分、撮影名所も至る場所に散りばめられており、訪れた2日間では全く時間が足らないと痛感しました。とりあえず行ける場所は行こうと、岡見~鎌手~岩見津田間、五十猛~仁万間を主に撮影を行いました。他にも近距離に撮影名所があったのに、情報収集が足らなかったせいか、中途半端な撮影になってしまいました。また、当時はキハ181系の特急の廃止が近いことに伴い、ヘッドマークの盗難が相次いだため、特急名だけ書かれた簡易な分や、代わりのデザインのヘッドマークが取り付けられた便が多くあり、盗んだヤツに憤慨しながら撮影をするしかありませんでした。

それでも与えられた被写体を一生懸命撮影した結果をこのページに掲載します。翌年に再チャレンジした画像は②以降に掲載します。