清涼寺(京都市右京区)H20.11.30
清涼寺(嵯峨釈迦堂)は渡月橋の道を北に真っすぐ進んだ突き当りにあります。嵐山の真ん中あたりに位置しますが、他の寺院と離れているためか、訪れる人は少な目です。ガイドブックにもあまり扱われてないようですが、寺自体は山門(仁王門)、本堂(釈迦堂)、多宝塔等、広い敷地に立派な建物が現存しています。

天慶8年(945年)に重明親王妃がお堂を建てて等身大の釈迦像を安置したのが始まりと言われ、その後応仁の乱や江戸期の嵯峨の大火や大地震で甚大な被害を受けては立ち直り、今に至っています。

境内に入る前からモミジの赤色がまぶしくお出迎えをしてくれます。山門から中に入ると広い空間があります。山門をくぐってすぐ右側にもモミジの木があり、左側にもモミジに囲まれた多宝塔が目に入ります。他にも池遊式庭園になっている弁天堂付近や、大方丈の庭にある紅葉等が綺麗です。

なお、清涼寺の敷地内にあぶり餅屋さんがあります(常時ではないようです)。耳たぶのような小さなお餅を串に刺し、白みそのたれがかかったものです。ぜひご賞味下さい。