花のじゅうたん(兵庫県三田市)H8.5.3他 

H8.5.3
兵庫県三田市にある山間部の高地には永沢寺という曹洞宗の寺院があります。正式名称は「永澤寺(ようたくじ)」ですが、住所は「三田市永沢寺」です。1370年に細川頼之が後円融天皇の命令によって開基されたのがはじまりです。当時は摂津国と丹波国の境にあり、当時から修行僧が主食としていた蕎麦は現在も永沢寺蕎麦として名物になっています。そんな由緒正しい永沢寺の広い境内の中には花菖蒲園があり、その隣には芝桜園がありますが、この芝桜園は永沢寺の所有ではありません。一般会社が永沢寺の横に昭和59年に開園したもので、現在では約60種類1億株を超える花が辺りを埋め尽くしています。長々と永沢寺の説明をしながら、実は別物であったということです。私も令和4年まで「芝桜園は永沢寺の所有」と思っていました。

初めて訪れた平成8年当時は丁度見頃で、阪神地区からすぐ訪れることができる場所であるので、多くの観光客が訪れていました。入口付近にはシダレザクラがありましたが、時期的に見頃は過ぎていました。桜と芝桜の両方が満開になるのは難しいかもしれません。また「花のじゅうたん」のとおり、周り一面ピンクの花で敷き詰められていますが、園内はほぼ水平なため写真に変化をつけにくいので思ったより撮影が難しいです。訪れた時はまだ写真を始めた頃であり、工夫が足らなかったと思いました。

その後2度再チャレンジを試みたものの、結論として見頃が過ぎていました。芝桜の見頃は4月下旬から5月上旬となっており、平日に休みの取れない私はゴールデンウィークを利用しての訪問となりますが、ゴールデンウィーク前から入ってすぐ辺りが見頃の場合が多く、これを過ぎると一気に芝桜が萎れてしまい作品になりません。花の咲き具合によって入場料が代わり、2回続けて半額(最安値)でしたが、全く得をした感はありませんでした。

そして令和4年に娘を連れて改めて挑戦するも、敢えなく半額の入場料でした。かなり寂しい咲き具合でしたが、よく見ると所々ちょっとずつ花が残っている場所があり、このまま終わってたまるかと、知恵を絞って何枚か撮影しました。花の間には小さな人形(ドラゴンボールや「千と千尋の神隠し」のキャラクターものが多かったです)が置いてあり、これがバカバカしくも意外と楽しくて、娘と楽しく撮影することができました。入口前には茶屋もあり、ソフトクリームやお土産も購入できるようになっています。

5度目の正直があるかは分かりませんが、まずはいくつか画像を掲載します。

※平成28年5月撮影分について、このHPのリニューアル時に再編集する際、元の画像が見つからなかったため、リニューアル前の画像で掲載しています。

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H28.5.5

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R.4.5.5

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