善源寺町（大阪市都島区）H14.10.16他

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善源寺町は地下鉄都島駅の北西に位置し、西側は桜ノ宮公園と接し、高級マンションが立ち並ぶ地域です。しかしながら古い民家が立ち並ぶ地域もある等、変化にとんだ場所ともいえます。 桜ノ宮公園沿いに細い車道があり、何もない場所に１軒だけ小さな店があります。正直小さくて、お世辞にもおしゃれとはほど遠い外観で、かつ店に陳列されている品物が少ない上に何を売っているのか分からない、とても不思議な店でした。随分後で気づきましたが、近くにある大阪拘置所に面会に行く人が持っていく見舞いの品を売る店で、なるほどこんな変な場所でも定期的にお客さんが来るんだと感心しました。 そのお店には、今はいませんが昔は多くの猫が住んでいました。隣が駐車スペースのある隣の家の敷地でしたが、庭の木の落ち葉が積もった場所には、４匹の猫たちが固まって暖を取る姿が見られました。姿からして同じ血統であるのはすぐ分かりましたが、数日後辺りが掃除されて落ち葉がなくなった後も、４匹は仲良く固まっていました。 また店の横のスペース（屋根付き）には親子の猫がいて、子猫も数匹いました。猫のためにタオルが敷かれた箱や、猫用のトイレも置かれており、猫たちが快適に暮らせるように世話をしてくれていました。 その後も何度か行く通る度に覗いていましたが、ふと仕事が転勤になったのがきっかけで、暫く足が向かなかった間に猫たちは全員いなくなってしまいました。 その後、令和４年の秋に都島駅北西側で一匹の猫を見つけました。比較的懐っこくで可愛かったので何とか撮影しようと頑張ったのですが、既に夜更けだったためその日は不完全燃焼で終わりました。但し近くのアパートに住んでいることはすぐに分かった（アパートの壁に、猫用の出入口があったので）のですが、何度通っても猫は姿を見せてくれません。一度諦めつつも時折訪ねてみると、令和５年６月になってやっと再会できました。その日はご機嫌だったようで、猫の出入口からわざわざ鳴きながら出てきて、目の前でゴロンと転がってくれました。 最後に掲載した２匹は、正確には善源寺町の北側にある友渕町にいた猫ですが、善源寺町との境に近い場所でしたので一緒に掲載しています。

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