猫のページ | ||||
猫の撮影の開始時期ははっきりしませんが、実家(大阪府豊中市)に住んでいた平成5年頃から撮り始めていました。元々猫は好きでしたが、実際は主な被写体である風景写真のために全国各地を走り回っていました。 その後結婚して大阪市内に移住し、遠出をほとんどしなくなった平成14年頃に、ふと動物写真家の岩合光昭さんの「ニッポンの猫」という写真集を購入しました。当時はまだ猫の撮影など殆ど誰もしてなかったので衝撃を受けたと共に、その中に大阪府枚方市にある山田池公園の記事を見て、同公園を訪れたのが初めての本格的な猫撮影でした。 山田池公園は猫の多さで有名でしたが、当時は今以上に数も多く、飼い猫レベルの可愛くて懐っこい猫が山ほどいました。これがきっかけでしばらく山田池公園に通い、後に近所や遠方の猫名所で撮影するようになりました。機会があれば旅行の目的地として出かけたいと思っています。 長年猫撮影をして気付いたのですが、同じ場所にいる猫の顔ぶれが変わっていたり、いつもいる猫の元気が無くなっていたり、猫自体いなくなったり、という事を多く感じるようになりました。野良猫の寿命は3~5年と言われており、思えばそれほど長い間見続けている猫は殆どいませんでした。昔の撮影時は「元気で可愛い」と思っていただけが、最近は「この猫の一番幸せな時を撮影しているんだ」とその猫自身の記録として撮影するようになりました。 実際ここに掲載している猫達の多くはもう他界しています。本来であれば詳しい撮影地は表示を控えるべきところですが、「確かにその時その場所でこの猫は生きていた」という事実を残しておきたいという気持ちで表示させていただきました。 |